日本三大投入堂(鳥取県東伯郡 三徳山、大分県宇佐郡 龍岩寺、鳥取県八頭郡 岩屋堂)の一つで昭和28年に国の重要文化財に指定されました。間口約7m、高さ13m、奥行き10mの天然岩窟の中に正面側面ともに3間、前方が入母屋造りで、後方は切妻造りの屋根をもち、床下は三徳山と同じ造りです。この堂について集落に残る書上帳(しょじょうちょう)や言い伝えを総合すると西暦806の大同元年に飛騨の巧が建てたもので、その後源頼朝が再興したのが今の堂で、周りには「7堂のがらん」がありましたから、羽柴秀吉が鳥取城攻めの際にこの付近を焼き払ったものの本尊が災いを避ける神様であったため、焼け残ったと言われています。本尊の不動明王は、弘法大師「空海」が33歳のときに彫刻された不動明王で東京にある目黒不動と目赤不動とともに日本三大不動明王と言われています。3月28日と7月28日には護摩法要が行われ、本尊の不動明王が一般公開されます。